プロジェクトの始まり—「プロの技術が求められる土地」の魅力と挑戦

インタビューアー
皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。
今日のクロストークでは、サンプロの「住」のプロフェッショナル集団としての専門性や、職種の垣根を越えたチームワークの力について、深く掘り下げたいと思います。
今回テーマとなるのは、長野県松本市の高台にある難易度の高い変形地でのプロジェクト。お客様の「海外別荘のような暮らし」という熱い想いを、設計士の平石さん、ICの上島さん、そして施工管理の佐野さんが、いかにして実現したのか、その秘話を伺っていきたいと思います。早速ですが、平石さん、プロジェクトの始まりからお願いします!

平石(設計)
はい。このプロジェクトは、お客様から「お家を建てるならサンプロにお願いしたい」という強いご要望をいただいたところからスタートしました。ただ、その土地が、松本平を望む高低差の激しい変形地で、ここからどうプランニングしていくかが最大の課題でしたね。

上島(IC)
そうでしたね。松本市内の高台の近くで、景色は本当に素晴らしかったんですが、高低差と変形が激しくて。「高度な技術と工夫が求められる、挑戦的な土地」という表現がぴったりでした。

佐野(施工管理)
私も現地調査に同行しましたが、「これは手強いぞ」というのが第一印象でした(笑)。ただ、裏を返せば、プロの技術でしか解決できない課題がたくさんある場所だと感じましたね。

平石(設計)
まさに。お客様の「日常を忘れる非日常感」というご要望から、最終的に「海外別荘のようなスカンジナビアデザイン」をコンセプトに据えることになりました。僕たち設計者からすると、「制約の多い土地」というのは、逆説的ですが「設計のパッションを最も注げる土地」なんです。制限の中で、お客様のライフスタイルを最高の一邸に落とし込む「ベストな解を見つける喜び」を、強く感じました。

上島(IC)
私は、スカンジナビアデザインと高台からの眺望というテーマが決まったことで、ICとしての方向性が明確になりました。平石さんの設計意図を汲み取り、景色と調和するシンプルな上質さをどう出すかという、デザインの具現化にこだわりましたね。

佐野(施工管理)
私のほうは、その設計図面を具現化するために、まず安全確保と複雑な基礎工事の工程管理から考えます。変形地での基礎工事は、少しでもズレると全体に影響するので、設計の意図を正確に読み取り、現場の職人さんと綿密にすり合わせることにこだわりました。

設計の熱量(パッション)を現場のリアルで形にする


佐野(施工管理)
平石さんの初期の設計図面は、景色を切り取る角度など、「強いパッション」が詰まっていました。その分、「これを現場でどう納めるか」という、職人さんたちとの具体的な調整が私の重要なミッションでしたね。

平石(設計)
僕の設計の「熱」を、佐野さんが現場の「リアル」に落とし込むための緩衝材であり、調整役になってくれました。特に、擁壁や基礎の複雑な納まりは、佐野さんの広い心と現場での問題解決能力がなければ実現できませんでした。

上島(IC)
私もその熱量に引っ張られました。ICとして、眺望を引き立てるミニマルな素材を選定し、変形地の複雑な形状を内部で感じさせないよう、内装でサポートしました。デザインの核である「景色を切り取る窓枠」をどう美しく見せるか、という部分にこだわりました。

佐野(施工管理)
意見がぶつかることもありましたが、私たちのゴールは「お客様の最高の住まい」で一致している。だから、上島さんのデザインを現場で実現するために、職人さんと協力して特殊な納まりを工夫したりして、職種の垣根を越えて乗り越えられたと思っています。

平石(設計)
まさに。僕の設計の熱量が、上島のデザイン提案で「感動」になり、佐野さんの施工管理で「揺るぎない品質」として定着する。この設計・IC・現場監督の三角形のバランスが、ワンチームとして機能したことが、今回の成功の鍵です。
【挑戦の結実】難関プロジェクトが証明した「サンプロ流・建築の真価」

平石(設計)
完成しお引き渡しをした時、お客様が「海外の別荘に来たみたいだ」と本当に感動してくださったのが、何より嬉しかったです。新築ならではの、自由度の高さと、僕たちの技術を掛け合わせたことで、お客様の予想を超える空間体験を提供できたと実感しています。

上島(IC)
平石さんの設計が空間の感動を生み出し、お客様の最高の笑顔を見た時、「私の仕事は、感動と豊かな暮らしを売っているんだ」と再認識しました。ICとして、制約の多い土地でも、素材選定からトータルコーディネートまで空間全体の統一感を最後まで追求できたのが、大きな成果でしたね。

佐野(施工管理)
上島さんが言ってくれたように、外から見えるデザインだけでなく、お引き渡し後にお客様から「冬でも暖かく、安心して暮らせている」と声をかけていただいた時が、実は一番嬉しいんです。擁壁や地盤対策など、見えない部分の品質にこそ、サンプロ流の徹底したこだわりが詰まっていますから。難しい現場をやり切ったことで、技術力と問題解決能力が確実に上がったと感じています。

平石(設計)
佐野さんの言う通り、技術の進化と成長が必須です。このプロジェクトを通じて、職種の垣根を越えたチーム連携の大切さを改めて学びました。「難しい土地を克服することで、僕たちサンプロのプロフェッショナルは常に成長できるんだ」という、サンプロ建築設計の真価を再確認できましたね。

インタビューアー
平石さん、上島さん、佐野さん、本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。
このプロジェクトは、難易度の高い土地という課題を、「設計のパッション」「インテリアコーディネーターの感性」「施工の技術」というプロフェッショナルなチームワークで見事に乗り越え、お客様の夢を具現化した素晴らしい事例だと感じました。
サンプロでは、このように、お客様の人生に深く関わり、その人生を変えるような感動とやりがいを日々追い求めているのですね。
「難しいからこそ面白い」「自分の専門性と熱量で、建築の限界を超えていきたい」—そう考える方にとって、サンプロは最高のフィールドだと再認識できました。